技術本部では、主に工場や物流倉庫など電気設備のハード設計・ソフト設計をしています。
幅広い知識と現場経験、コミュニケーション能力が求められます。
さらに、想像力が重要だと考えています。コストや効率化も当然大事ですが、
スペックインの段階で現場をしっかりイメージして設計する必要があります。
稼働後のアフターメンテナンスのことまでイメージした
「気配りの出来た設計」ができて初めて一人前の設計者だと思います。
制御盤の設計、それに付随するソフトウエアの設計を担っています。
私は、ソフトウエア設計を担当していますので、
機械の図面を見てどう動くのか、
お客様の仕様通りにどう動かすかを考えながら進めていきます。
設計と言うとデスクワーク中心に見られがちですが、私はとにかく現場に行く。
人と会って打ち合わせをする。
コミュニケーションをとって、
一緒に仕事を作り上げていくってことがとても重要だと感じています。
自分の作ったプログラムで工場の大きな機械を動かしたりすると、
納めてるものは小さいけど、やってることの大きさにドキッとします。
たまに、よくわからない現象が出たり、予想と違う動きをすることもあって、
そういう時はお客様も一緒になって悩んで解決策を見つけると本当にうれしい。
ハードルが高ければ高いほど、解決した時の喜びは大きいです。
終わると、よし、もっと難しい設計にチャレンジしてやろうって。
私のセクションでは、お客様から物件の依頼があると、資料や図面を確認しながら、
お客様が運用的にこうしたいといった要望にどう対応できるかを調べ、
仕様をまとめて設計がスムーズにできるように準備をします。
いい設計ができるように仕様的な漏れがないようにすることが求められます。
ハード設計もソフト設計も他社ではできない物件の依頼が多々あります。
なぜならお客様の設備が特殊でそこに対応するには、
技術力がなければできないから。
その技術力って、ちょっと自慢できるんじゃないかな、と。
それだけに、仕事の上流部である仕様まとめの仕事でミスが発生すると、
下流に仕事が流れた時にうまくいかないとても重要なポジションです。